日々の仕事や家事で集中力を発揮して、最大限の成果を得るにはどうしたらいいのでしょうか?
前回はマルチタスクの弊害について書きましたが、今回は物事に集中できないという人の為に、シングルタスクになるための具体的な方法やメリットなどを紹介していきたいと思います。
シングルタスクには集中力を高める効果がありますが、他にも人間関係まで良くなるというメリットが確認されています。
1.仕事を工夫することでやりがいアップ

特にフリーランスや、ブログ,YouTubeをしている人などに言えますが、創意工夫しながら仕事をすることで成果がダイレクトに表れやすくなります。それによってモチベーションも高まってきます。
仕事をする際は
- 熱意
- 労力
- 時間
の3つを最大限に引き出してみましょう。
若い人や働いていない人、収入が上がらない人ほどリスクが少ないのでチャレンジできます。
2.物事をすみやかに終わらせるには?
自由で裕福になりたいと思うのであれば、シングルタスクをした方がメリットを得られます。過去の偉人たちも、「一つの事に徹底的に集中しましょう。」と説いていました。
| 飽きっぽい人≠切り替えの早い人
飽きっぽい人は、タスクを中途半端にちょこちょこ切り替えています。
一方、切り替えの早い人は、一つ一つのタスクに一定の成果を出してから、次の分野に進みます。
ポイントとしては、目の前のことに対して、肉体と意識が一致しているかを考えましょう。
これができないとマルチタスクの罠(マインドレスの悪魔)にはまってしまいます。常に、肉体と意識が同じ場所においてあるかを確認しましょう。
3.目の前の仕事に集中する方法

中断している事柄の方が、完了した事柄よりも良く覚えているという現象があります。これを心理学でツァイガルニク効果といいます。
例えば、面白い連続ドラマを見終わった後に、次回の内容が気になったりしますよね?僕の場合はブログが終わってないと、そのことが中々頭から離れません…。
つまり、Aというタスクが未完了の状態でBのタスクに移ると、Aの事が頭の中にあるので、Bのタスクがとても非効率なものになってしまいます。
これを防ぐには、1日に1回プランとダイアリーを書きます。
時間よりも作業で区切ることで、ツァイガルニク効果を止めることができます。
例えば、ホモドーロテクニック(25分作業、5分休憩)なら、1回の作業でホモドーロ何回分なのか、かかる時間を把握しておきましょう(2時間半の作業なら6ホモドーロ)。
4.シングルタスクに取り組む効果
シングルタスカーは周りの邪魔をカットする事ができます。
その結果ストレスが無くなり、他人に振り回されないで楽に生きられるようになります。
コツとしては、周りに環境音がある場合、ホワイトノイズやノイズキャンセルのイヤフォンで打ち消すことにより、フロー状態に入りやすくなります。
5.できる人とできない人の違い

仕事ができる人とできない人とでは、どのような違いがあるのでしょうか。
実は
・できる人…すぐに仕事に取り掛かり、休憩をこまめに取る
・できない人…作業へのスイッチが入るまでの時間がかかる
といった違いがあります。
コツとしては、作業を始めるまでの時間をストップウォッチなどで計っておきます。
例えば、 25分の作業に5分の休憩を立ててプランニング能力を高めます。プランニング能力で時間の無駄を省くことが成功へのカギになります。また物事の優先順位をつけてから、やらなくていい予定(not to doリスト)は削減します。
6.時間の使い方

シングルタスク化するための時間の使い方をいくつか紹介します。
・割り込みタスク:1-10-1テクニック
- 1分で片付く仕事はすぐやる
- 10分で片付く仕事はできるだけ早くやる(まとめてやる時間を作る)
- 1時間かかる仕事なら、明日以降の予定に入れる
・余白時間…1日2回ぐらい、30分以上の余白時間は作っておく
・バイタル・フューの法則…「最重要なもの」と「後回しにできるもの」に分ける
・unplugged day/hour…1日中あるいは1~2時間のオフライン時間を作る
7.シングルタスクで人間関係が良くなる

以下の事をすると共感能力(EQ)が高まります。
1.自分の時間…自分の経験や感情に向き合う「自分の時間」によって共感能力が向上します。
2.内省…内省することで共感能力が上がります。最高の内省は、自分に起こった出来事を他人事=第3人称(あの人は…)のように考えます。日記を書くのも効果的です。
3.slow reading…本をゆっくり読むことで快感・共感能力・集中力が高まり、深い睡眠とストレスの低減が得られます(小説などがおすすめ)。
4.マインドフル・アート…マインドフルになれる芸術は物忘れの防止になります。
*熱中している人ほど幸福度が高く、気の散りやすい人ほど幸福度が低い
また、EQはマルチタスクを低下させる効果もあります。
マルチタスクの低下により、脳がフロー状態に入りやすくなり、相手の話を集中して聞けるようになります。相手の話す意図を理解しやすくなるので、人間関係にも好影響を与えます。
シングルタスクは、良いことづくめですね☆
まとめ
いかがでしたか。
集中力を高めて人間関係まで良くなるシングルタスクについて、いくつか紹介しました。
物事に集中できないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
関連本を貼っておきます。
コメント