「これからも不自由なく暮らせるだろうか?」「あの人に嫌われてないかな?」
お金や対人関係の不安、心身の健康などで無駄に悩むことがないでしょうか?
今回は悩まなくても良いことまで悩んでしまう人の為に、無駄に悩まなくても済む方法を3つほど紹介します。
無駄に悩まない性格になるには、約10分ぐらいで改善可能です。メタ認知*¹を起動させることが鍵になってきます。
*¹メタ認知とは、自分が認知していることを一歩引いて客観的に把握することを意味します。
セルフアドバイスとは!?

人間は第三者からのアドバイスで解決することが良くあります。ただ人に話せないような悩みを抱えているケースもあります。そのような悩みを解決するには、自分で自分にアドバイスを与えてみましょう。
セルフアドバイスをする際には、具体的に3つのポイントがあります。
1.他人視点
2.長期的アドバイス
3.最悪の状況を想定する
この3点で自問自答してみます。
1.他人視点

恥ずかしい状況を他人視点になって考えてみましょう。
自分が恥ずかしいことをしてしまった場合、そういった状況を他人視点で客観的に見ます。自分を恥ずかしい状況の中心に置くのではなく、他人事として捉えます。そうすると恥の感情が薄れてきます。
一般的に、人間は他人だったら許せるミスなのに、自分だったら許せなくなる傾向を持っています。それを防ぐためにも他人視点が大切になってきます。
| ソロモンのパラドックス
他人に的確なアドバイスができるのに、自分自身には的確な判断ができないことはありませんか?
こういった現象をソロモンのパラドックス*²といいます。
実際、自分にトラブルが起きた時は判断がミスるのに、友達にトラブルが起きると想定するだけで的確なアドバイスができるということが分かっています。
自分事でも一歩引いて、メタ認知の視点を持つことが大切になりますね☆
*² ソロモンのパラドックスとは、ウォータールー大学のイゴール・グロスマン教授が研究の中で名付けた用語です。
ソロモン王は深い知恵を持つ王様でしたが、プライベートではミスをしまくっていました。
そこから他人へのアドバイスは的確なのに、自分のことになるとつい間違った判断をしてしまうさまを表す言葉として使われています。
2.長期的アドバイス
人間には短期的思考と長期的思考があります。短期的思考を悪魔、長期的思考を天使とします。
この質問、訊くべきだろうか?
やめとけ。
そんなこと訊いたら、どうしようもない奴だと思われてしまうぞ。
そんなことはない!
今は恥ずかしいかもしれないけど、長期的には後悔しない選択になる☆
このように、頭の中で天使と悪魔が言い争うケースがあると思います。
なるべく短期的思考(悪魔)を上手く飼い慣らしつつ、長期的思考(天使)に意識を向けることが大切になります。
3.最悪の状況を想定する

他人の視点に立って、自分に最悪の状況を想定したアドバイスをしてみましょう。万が一ダメだったらという思考を持ちます。
こういった場合、心理対比というテクニックが使えます。
心理対比を使うと、勉強の成績が上がったり、セルフコントロール能力が上がったり、禁煙が成功したりなどのメリットが確認されています。
心理対比には4つのステップがあります。
夢を描く場合の想定
1.自分の目標が達成した場合のメリットを書き出す
例)年収1,000万を達成→海外旅行ができる,異性にモテる,自由に暮らせる
2.自分にとって一番メリットになりそうなものを選ぶ
例) 自由に暮らせる
最悪な場合の想定
3.今の自分の目標がダメになる場合、どんなトラブルが起こるのか書き出す
例) 会社を辞めて起業したが倒産する
4.ネガティブなトラブルの中で一番になるようなものを選ぶ
例)借金が増えて返せなくなる
普段、私たちは最高のイメージと最悪のイメージの間で生きています。最高の想像だけをすると、気分が良くなり結果的に何もしなくなってしまいます。
しかし、このような心理対比を使うことによって、どうしたら最悪の状況にならずに最高の状態に近づけるのか具体的に考えられるようになります。
ネガティブな長期的思考を身につけることで、現実的な対策を打てるからです。実際、トラブルにあった時にも対処方法が思いつきやすくなるのでお勧めします。
まとめ
いかがでしたか。
自分を客観視するのは難しいですが、工夫次第で無駄な悩みから解放されることが分かりましたね☆
無駄に悩んだ際の参考にしてみてください。
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