決断力を鍛えるための「片づけ」

レビュー記事

「物を捨てることで、意思決定力や決断力を上げたい。」「優柔不断な自分を捨てるための片付けのテクニックってあるの?」

今回は、なかなか物を片付けられない人のために「片づけの心理法則」という本から、決断力を鍛えるための片づけの原則について紹介します。

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 自由な時間が増える!片付けの基本3原則

片づけの本当の目的とは?

片づけには当然ですが目的があります。

何のために片づけをするのかと言えば、自由な時間を増やし、人生を最大化するためです。

クローゼットの中の服を減らせば、「どっちの服を着ようかな?」と迷う時間はなくなります。部屋が片づいていれば、「あれ、どこにしまったっけ?」と探し回る時間もなくなるでしょう。

服がたくさんあればクリーニングに出したり、選択したり衣替えをしたりといった時間が余計にかかります。こうした管理コストも、モノを減らせば必要なくなります。

このように

  • 迷う時間
  • モノを探す時間
  • 管理する時間

を減らして、そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにする。これが片づけの本当の目的になります。

片付けの基本3原則

では、自由な時間を増やし、人生を最大化するための片づけは、どうすればできるのでしょうか。原則は3つあります。

  • 3択の原則
  • 初速最大化の原則
  • ローコスト管理の原則

この3つのルールを意識して片づけをすれば、収納や整理、掃除といった具体的なかたづけのテクニックで悩む必要がなくなります。

原則1 3択の原則

人間は、選択肢が3つ以内でないと即決ができません。

人間の認知能力には限界があります。普通の人が頭の中できちんと認識して、きちんと比較できる選択肢の数はせいぜい3つが限度だからです。

例えばレストランのコースはたいてい「A・B・C」「松・竹・梅」といった3択になっています。映画や小説なども三部作シリーズが多いですね。

そこで現実的な片づけのルールとしては、とりあえず、あらゆる行動の選択肢を3択まで絞っておくことにします。

3つの中から1つを選ぶことによって、即決・即行できるような環境にもっていくことを片付けのルールにしましょう。

「モノが捨てられない」問題の正体とは?

片づけに悩む人というのは、例外なく「なかなかモノが捨てられない」という問題をかかえています。

なぜ私たちはモノを捨てられないのでしょうか。

モノを捨てられないという心理を分析すると、 3つの心理効果が働いていることがわかります。

  • 選択回避の法則選択肢が多くなりすぎると人間はモノを選べなくなるということ。
  • 損失回避の法則人間は自分が損をすることを非常に恐れる存在だということ。つまり、手に入れる喜びより失う怖さの方が大きい。
  • 保有効果自分が一度所有したモノに、より高い価値を感じてしまうということ。

以上の3つが働くと、人間は持っているモノにたいしてどのような態度を選択するでしょうか?

答えは現状維持です。

今まで通り、モノを保有し続ける。モノを捨てることができない。結果、散らかった部屋は散らかったまま、迷いだらけの生活も今まで通り…ということになってしまいます。これをまとめて「現状維持の法則」といいます。

「モノが捨てられない」問題の正体は、現状維持の法則なのです。この現状維持の法則を避けるため、選択肢を3択までに絞ることが必要になります。

原則2 初速最大化の原則

初速最大化の原則とは、次の行動にとりかかるまでの時間を最短にするということです。

片づけとは、やるべきことにとりかかりやすい環境をつくる、ということでもあります。これを目指すのが初速最大化の原則です。

やるべきことにとりかかりやすい環境とは?

それでは、やるべきことにとりかかりやすい環境とはどんな環境でしょうか?

①必要なモノが手に取りやすい環境

1つ目は必要なモノが手に取りやすい環境です。

例えば、毎日使うノートパソコンは、常にすぐ起動して使える状態にしておきます。引き出しの奥深くにしまい込む人はいないと思います。

ギターはいつでも弾けるように、ピックと共に見えるところに置いておきます。使用後にギターカバーにしまい込む人はあまりいないと思います。

このように、行動のために必要なモノを手に取りやすい場所に置いておくということは、初速最大化の第一歩です。

②手順を減らすこと

2つ目は手順を減らすことです。

ある行動にとりかかるための手順を減らすと、その行動から生まれるアウトプットが向上し、時間が短縮できます。

いわゆる「形から入る人」が結果を出せない原因として、ある行動をするためにはこれこれのモノを揃えなければいけない、という思い込みで、むやみにとりかかるまでのステップを増やしているのが挙げられています。

とりかかりのステップを減らし、初速を最大化するためには、モノを減らすことが重要です。

Ⅰ.20秒ルール

とりかかりまでのステップの数と同時に、とりかかるまでの時間も意識しておきましょう。

心理学者ショーン・エイカーが行った研究による「20秒ルール」という鉄則があります。

人間は、とりかかる時に必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられる。

つまり、いつも先延ばしにしてしまう仕事があるなら、それにとりかかるために必要な時間を20秒減らす工夫をするだけで、いつでもすぐにとりかかれるようになります。

Ⅱ.アフォーダンスをデザイン

行動しやすい環境を作るためには「アフォーダンス」をデザインするという発想も有効です。

アフォーダンスとは簡単にいうと、環境が行動を規定している状態のことです。

例えば、目の前に椅子があったとしたら、あなたが取る可能性のある行動は座ること。椅子が折りたたみ式なら持ち運ぶこと。目の前にドアがあったら押すこと。引き戸だったら引くこと。

このように、なんとなく取るべき行動がわかる状態がアフォーダンスです。

アフォーダンスを利用して、その環境におかれた瞬間、何の行動をとればいいのかということが一発で分かるようにしておくことで、とりかかりを最速化することができます。

アフォーダンスデザインという考え方は、片づけでモノの配置や部屋の構成を決める時に役立ちます。

その場所でどんな行動をするかを決め、そのために必要最低限のモノを置くようにする。逆に使わないモノ、注意をそらすようなモノはどんどん減らしていきましょう。



原則3 ローコスト管理の原則

①管理コストの高いものを減らす

「自由な時間を増やす」「人生を最大化する」という、「片づけの心理法則」における片付けの目的から見て減らすべきモノとは何か。

それは管理コストが高いものです。

つまり、整理に手間がかかったり、メンテナンスが面倒だったりすモノを減らすことで、大きな時間が生まれます。

管理コストの高いモノの典型としては、衣類が挙げられます。

プラスチックのコンテナに服を入れたり出したり、タンスやクローゼットから服を出したり入れたり、並べ替えたり。モノによってはクリーニングに出したり、それをまた取りに行ったり…衣類の管理には膨大な時間が取られます。

この時間を好きなこと、やりたいことに使ったら、どれほど幸福度が向上するでしょうか。そう考えるとローコスト管理の重要性がわかります。

片づけをするときは、「このモノをとっておくことによって、どれだけ管理コストが増えるだろうか?」を考える必要があります。時間とか労力を奪うモノを減らすことによって、合理的な片づけができるようになります。

②リターンを生まないモノは捨てる、買わない

社会人が探し物に費やす時間は「年平均150時間」ともいわれます。

決して少なくない時間ですね…。

なので、持っていることでお金や時間、感動といったリターンを生まないモノは捨てる。あるいはそもそも買わないと決めておくことが大切です。

「これに時間とお金を投資してもいいか?」という観点を持っておくと、余計なモノを増やすことが避けられます。

こうしてローコスト管理の原則を進めていけば、そこで生まれる時間は膨大なものになります。

まさに、時間があふれ出すという感覚を味わえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

決断力を鍛えるための片づけの基本原則について紹介しました。

なかなか片づけられないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

レビュー本を貼っておきます。

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