「余計な物をついつい買ってしまう…。」「いつの間にかお金が無くなっていた…。」
このような感覚になることはありませんか?
物欲コントロールは資産形成において最も大切なこととされています。
実際に、ミリオネアのほとんどの人は、節約と投資でお金を増やしていると言われています。
今回は、日々無駄遣いしがちな人のために、7つの物欲コントロールテクニックを紹介したいと思います。
1.メンタル弱い人ほどお金で幸せになる

実は神経症的傾向が高い人ほど、高収入かつ使うことで幸せになることができます。
つまりメンタルが弱い人ほど
・収入が上がれば上がるほど幸福になりやすい
・収入の安定や貯蓄が大事
・増えた収入でお金を使うとより幸福になる
ことが分かっています。
収入のアップダウンに敏感なことが理由として挙げられています。
なので、メンタルコントロールはマネーコントロールと密接につながってくると言えます。
2.7つの物欲コントロールテクニック

ここからは、行動経済学的に考えた物欲コントロールテクニックを7種類紹介していきます。
Ⅰ.セールに手を出さない事
セールという言葉には、人に余計な物を買わせてしまう心理が働きます。
セールの悪影響として
・価格や価値より割引率に目が向いてしまう
・割引という言葉が人間の思考力を奪う
ことが挙げられています。
セールという言葉は麻薬みたいなものですね…。
対策として、「セールじゃなかったらこれを買うだろうか?」と自分に問いかけてみます。
Ⅱ.感情会計に気を付ける
人は、ラッキーで手に入れたお金やポイント
- 宝くじ
- ボーナス
- 楽天ポイントやamazonポイント
等を無駄にしやすい性質があります。
これを感情会計と言います。
実際は、ラッキーで手に入れた一万円も、苦労して手に入れた一万円もお金の価値は変わりません。
なので
・「ポイントがあるから買おうかな?」という思考は危険だと認識する
・「海外だから…」「高級ホテルだから…」という理由で使わない
ことが大切になります。
| カジノにおける感情会計実験
実際にカジノで行われた実験によると、同じ200ドルでも
・ボーナスと言われる→考えなしに使ってしまう
・払戻し金と言われる→銀行に預ける
といった違いが出ていました。
このように、言い方一つで人の行動は変わってしまいます。
なので事前に、臨時収入の使い道を決めておくことが大切になります。
臨時収入が入ったら、貯蓄や投資に回すのも良い方法です。
Ⅲ.現金を使う
現金を使うかのようにクレカや電子マネーを使います。
現金を使う痛みは、物理的なダメージ(病気やケガ)に近いと言われています。
逆に、クレカや電子マネーは痛みが少ないから、使う事に抵抗が少なくなります。その結果、現金を使うよりも浪費してしまいがちになります。
対策として
・この支払いは何時間分の労働だろうか?
・同じ金額の自身の持ち物を失うこと
・この金額は月収の何%?
等を考えます。このように、カード払いを痛みに変換することで節約が可能となります。
Ⅳ.公平性に惑わされない
当たり前ですが、人は不当扱いを嫌がる性質があります。
ただ、お金に関する公平感は良くないとされています。
例えば
・商品の金額が適正や公平かで見てしまう
・価値よりも値段で見てしまう
といった公平性バイアスに惑わされないようにしましょう。
それよりも
・自分にとって価値がある商品かどうかで考える
・どうしても欲しいなら多少高くても買う
といった選択と集中に意識を向けてみます。
Ⅴ.ユリシーズ法
ユリシーズ法とは、未来の誘惑に意図的にバリアを張ることを意味します。
ユリシーズ法のやり方として
・意図的に自由意思を消去する
ex)給料が入ったら、一定額自動的に投資・貯蓄に回す
を行います。
研究によると、このような自動システムを作ってしまうと、年間の貯蓄額が年間81%も上昇しました。
非常に強力なテクニックですね☆
良ければ、ユリシーズの本を読んで参考にしてみてください。
Ⅵ.アンカリングに気を付ける
アンカリングとは、最初に見た金額が心に残り、その後の判断が無意識に左右されてしまう心理のことを指します。
例えば、メニューの最初に高級な物を見ると金銭感覚が上がります。これもアンカリング効果の一種です。
ついやりがちな行為として、最初に店頭で見たものの値段に影響されて、ネットで同じものが安く売られていると、ついポチっと購入してしまいます。
これを防ぐには
・その商品の下調べをしておく…商品の価格や価値
・その商品のデメリットを調べておく
等の事前情報を知っておくことが必要です。
| 低減の予測をしておく
低減の予測をするのも効果的です。
買う直前が一番価値を感じますが、徐々にその物に慣れると飽きてきます。
「このバッグ、どれぐらい経つと飽きるかな?」など、自分に問いかけてみます。
Ⅶ.タイムサイクル思考
タイムサイクル思考は、明日から我慢しようを無くす方法です。
実験では
・リニアグループ…毎日毎日、違う一日が訪れるという思考のグループ
・サイクルグループ…人生は日々のつながりであるという思考のグループ
の2グループに分けてもらいました、
その結果、リニアグループよりもサイクルグループの方が約82%も無駄遣いが減っていました。
このように、日々のつながりを意識することで、先延ばしを無くして無駄遣いも減らすことが可能となります☆
まとめ
いかがでしたか。
行動経済学を用いた7つの物欲コントロールテクニックを紹介しました。
日々無駄遣いしがちな人は、ぜひ参考にしてみてください。
関連本を貼っておきます。
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